切らない換券下垂症と糸の関係_くい込みやすい糸
切開しない眼瞼下垂症の治療がある。切開はしないが手術である。
糸を挙筋(まぶたを開ける筋)にかけ、糸で吊り上げる方法の1つ。
やや特殊な糸のかけ方なので、少々テクニックが要る。
糸が縦方向にかかり、縦方向の動きをサポートし、
目が見やすくなり、目か大きくパッチリする効果が出る。
場合によっては睫毛が外向きになる効果も伴うことがある。

手術は、主にまぶた裏側(結膜)からの操作。
糸でまぶたを吊り上げる分、糸はまぶたの皮膚にくい込む。
・・・ひとによっては直後のダウンタイムになる。
そのくい込み程度によっては、むくんだり、腫れているように感じてしまう。
経過を待つのは難しい方もいる。

糸の食い込みは、小さいえくぼのように目立つが、
やがて徐々に見だちにくくなってくる。
もしも、待てないようなら、よく相談の上で残念だが抜糸を検討する。
異和感には早めに対応する。
by Dr-komune | 2015-04-23 15:48 | 治療について
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