吸引法で再発とのこと。
時々、このような方がワキガのニオイの再発のご相談で来院されることがある。
10年以上前に手術をうけたワキガのあとが、またニオイが出てきたという。
術後、しばらくは調子が良く、いったんあまり臭わなくなっていたらしい。
調子は良かったとのことなので、手術の効果はあったいえよう。
なぜ術後なくなっていたニオイが再発してきたかは、うまく説明してあげられない。
切開法で、しっかり根治的に手術を行うこととする。
ニオイの原因であるアポクリン汗腺の除去率の精度を高めれば、ワキガの臭いは
根治できるものと考える。
吸引法については、過去に在籍した施設で行ってきたが、軽症例には有効。
しかし、嗅覚が敏感な方やかなり汗腺が多い方には、根治にはもう一歩とどかないこともあった。
このような治療経験から、切開して直視下に適切な手術を行えば、
ワキガの臭いはほぼ治すことができると考えるに至る。
(キズ跡は残るが、目立つなら、よく診て対応する)